032 鰕澤達夫 個展「鮨から盆景、そしてクンストへ」 08.21-09.19


鰕澤達夫 《冷たい食事》, 2015
Tatsuo Ebisawa Solo Exhibition
鰕澤達夫 個展「鮨から盆景、そしてクンストへ」
+ 花岡美優 武祐馬

2015年8月21日[金]− 9月19日[土]
11:00 – 19:00(日曜・月曜 休廊)

21 August - 19 September 2015
Closed on Sunday, Monday


プレスリリース[PDF]


この度、Gallery tでは、鰕澤達夫の個展を開催いたします。
本展では、ドイツのハノーファーで行われた展覧会『PENvolution』にて鰕澤氏が出品した作品をさらにブラッシュアップして展示いたします。鰕澤氏は、その展示でドイツの伝統的な夕食「冷たい食事」(加熱調理をほとんど使わずに用意できる食事のこと)をモチーフに、ソーセージ、サラミ、チーズなどを皿の上に配置した作品を展示いたしました。それらの食べ物は風景を彷彿させるかのように配置され日本の盆景を表しています。今回は、生の食べ物の代わりにレストランなどのショーケースで見かけるディスプレイ用「食品サンプル」を使用いたします。それは高い技術により本物に見紛うほど精巧に製造されおり、豊満な日本の食文化をキッチュに映し出します。さらに、金箔板に金襴掛け軸、器のデザイン画が描かれた色紙、皿の上に食品サンプル、テーブルを組み合わせて展示いたします。
皿や器は鰕澤氏自身によりデザインされ、陶芸家の武氏に備前焼の「茶」と白磁の「白」の2つのカラーバリエーションで制作を依頼しました。また、日本画家の花岡氏に本展のテーマが「食」に関していることから《肉牡丹図屏風》の出品を依頼しました。両作家の作品も合わせて展示すると同時に、会場では器の受注販売も行います。ぜひご高覧くださいますよう宜しくお願い申し上げます。


作家略歴
鰕澤 達夫 | EBISAWA Tatsuo

1958 東京生まれ
1988 東京芸術大学大学院美術研究科修了
現在 広島市立大学芸術学部現代表現領域 大学院芸術学研究科教授
    広島県在住

主な個展、グループ展
2015 被爆70年「食と平和、そしてアートへ」、広島市立大学資料館/広島
2015 「PENvolution」展、ギャラリー KUBUS/ハノーファー、ドイツ
2014 「Mikata Yamada×Tatsuo Ebisawa」展、ギャラリーt/東京
2012 個展「水面へ」、ギャラリーt/東京
2012 「衣・食・住 ソウルー広島」展、西京大学校/ソウル、大韓民国
2011 東広島トリエンナーレ2011、東広島美術館/東広島市




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