【ビーズステッチ用針】
現在日本国内で生産されているビーズ針の最も細いものでその太さ0.41mm。
実はこの細さが、日本における量産製造での限界なのだそうです。
これに対して、
JOHN JAMES針 No.13 0.3mm(長さ49o)/No.15 0.25mm(長さ45o)
驚きの細さです。
これが、No.13採用の理由であり、キットの中にもこのサイズが入っています。
実は弊社にとって頭の痛いクレームのひとつに、『ビーズの穴に針が通りません。』というのがあります。
しかし、このJOHN JAMES 針 No.13なら大丈夫。特小サイズでも、ある程度のレベルまで対応可能です。
さらにプロ仕様のNo.15。
きっとこのサイズを必要としているマニアなファンもいるはずとの思いから、少し(?)高いけど採用を決めました。
ビーズステッチ用の針の特徴は、その柔らかさです。
指で押すと、やんわりと力のかけられるほうに曲がります。このため、使い込むと手になじんだ形になっていきます。
ペヨーテなどでビーズをピッタリと編んでいるときに、日本製の針を頑張って通そうとして折ってしまったという経験はありませんか。ビーズステッチ用の針なら、そのしなやかさでビーズをくぐり抜けてくれます。
*もちろんひどく力を込めると折れ曲がってしまいますが…。
でも、『はじめて使うのに、細くて柔らかくて馴染みにくいわ。』という方もいらっしゃいますよね?
確かに、こうした副資材には好みがあります。
日本製のしっかりした針に馴染んでいる方は、ステッチだからと無理することはありません。必要に応じて使い分ければ問題ないのです。
ただ、作成に時間のかかるビーズステッチで、技法の種類によって針をいちいち交換するのは結構手間なので、TOHOでは柔らかいビーズステッチ用の針をおすすめしているのです。
Sharps No.13の短針 0.36mm(長さ29o)
実はこれも英国製ですが、米国のBEAD SMITH特製の針なのです。
長い方のNo.13より少し太いのですが、短い分小回りのきく針です。
立体物を作ったときの角部分を処理するときなどに便利。
これもまた好みによりますが、どちらかといえば上級者向けかもしれません。
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